弊社では所在地である日向市を始めとし、美郷町、西都市、また熊本の水上村と言った山林を県内外に所有し、治山治水、特に台風被害などを未然に防ぐために、5カ年でたてる森林経営計画に則った間伐を定期的に実施し、健全な山林の保全を行っております。そのため、弊社所有山林はそのほとんどが水源涵養、土砂流出防備といった保安林に指定されております。
現在、木材の技術革新や法改正により、大規模木造建築の建設が以前より容易になり、新たな需要の創出に期待がかかっています。そういった意味ではこれからは住宅用材の小中径材のみならず、大径材の需要も、ある局面においては高まってくると思います。その需要にも柔軟に対応するため、立木の状態での高齢級の大系木の在庫の把握、管理を進めているところです。また一方で、これからの人口減少社会の到来により減少するであろう木材需要にも柔軟に対応するため30~40年を1サイクルとし、各地での収穫事業も実施するとともに林相の転換も行っております。